今回の侍ジャパンU-18投手陣の中でも甲子園における経験値が豊富な左腕。甲子園3大会出場。今年はセンバツ・夏の選手権共にベスト8に導いた力は代表チームにとって実に心強い。フォーム的にも出所が見づらく、球持ちの良さを兼ね備えたフォームから繰り出す最速146キロ、常時140キロ前半のストレートは球速以上にキレを感じさせ、スライダー、ツーシーム、カーブ、チェンジアップも内外角にきっちりと投げ分ける。外国人選手にとっても脅威を与える存在となることは間違いない。
横光光町立横芝中から木更津総合に入学。夏の千葉大会前に左腕投手対策の打撃投手として登板し、くせ球で上級生を困らせたことをきっかけに一気に浮上し、1年秋にはエースとして36イニングを投げて自責点0と抜群の安定感でチームを関東大会準優勝に導く活躍。2015年センバツでは、1回戦の岡山理大附戦で7回まで3失点で勝利投手となった。
2年夏は千葉大会ベスト4に終わったが、不動のエースとなった2年秋は2年連続秋季千葉県大会優勝を収めると、関東大会では桐光学園・花咲徳栄といった強豪相手に1失点完投勝利。関東大会優勝を果たしている。
そして2年連続となった今年のセンバツでは、札幌第一に2失点完投勝利、2回戦では優勝候補の大阪桐蔭には1失点完投勝利で、チームを45年ぶりの8強へ導いた。準々決勝では秀岳館に9回二死まで無失点に抑える力投。最後は逆転サヨナラ打を打たれてしまったが、右打者インコースをえぐるストレートは人々に大きな印象を与えた。
最後の夏はさらに勝負強さを発揮。夏の千葉大会では5試合の先発をすべて1点差で完投勝利し、二季連続甲子園を手繰り寄せると、甲子園でも2回戦で唐津商、3回戦で広島新庄を連続完封。準々決勝の作新学院戦で2本塁打を浴び、3失点を喫したが、この夏の甲子園では27イニングを投げてわずか3失点と前評判通りの好投を見せた。
国際大会でも予想されるロースコアでも勝ち抜ける早川の強靭な精神力は、侍ジャパンU-18代表にとっても大きな力。左腕の利点も十二分に活かしつつ、強気の投球が台湾の地でもうなりを上げる。
第11回 BFA U18アジア選手権
大会期間
2016年8月30日(火)~9月4日(日)
オープニングラウンド
8月30日(火)13:00 日本 19 - 0 香港
8月31日(水)19:30 チャイニーズ・タイペイ 0 - 3 日本
9月1日(木)13:00 日本 35 - 0 インドネシア
セミファイナルラウンド
9月2日(金)19:00 日本 8 - 0 中国
9月3日(土)19:00 韓国 1 - 3 日本
決勝
9月4日(日)19:00 日本 1 - 0 チャイニーズ・タイペイ
※試合開始時刻は日本時間です(台湾:時差+1時間)
開催地
台湾・台中
参加国
日本、チャイニーズ・タイペイ、韓国、中国、香港、タイ、フィリピン、インドネシア関連情報
侍ジャパンU-18代表の監督、コーチが決定壮行試合
8月27日(土)「侍ジャパン壮行試合 高校日本代表 対 大学日本代表」
QVCマリンフィールド
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