"世界の野球"東欧ブルガリア -野球事情とその展望-「日本からの支援」 | ジャパン | 世界の野球 | 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト

野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト

メニュー

日本語 English

世界の野球

"世界の野球"東欧ブルガリア -野球事情とその展望-「日本からの支援」

2019年6月28日

文=藤森健

 夏を目の前にしたこの時期、ブルガリアは1年で最も過ごし易い季節です。また、世界的にも有名なバラが見頃ということもあり、この時期、街は日本人を始め多くの観光客で賑わっています。それに負けず劣らず、ブルガリア野球もシーズンの最盛期を迎えています。

 今年も国内リーグ戦が昨年と同様、7チームの参加で開催され、現在、シーズン前半戦の熱い戦いを繰り広げています。そして、国際大会もこの時期から盛んに行われるため、その準備や結果などで、関係者の野球熱は非常に高まっています。

 さて、今回は日本から寄贈された野球用具についてお伝えします。昨年に引き続き、ブルガリア野球連盟に対して、公益財団法人全日本軟式野球連盟様から2つのプロジェクトで貴重な野球用具のご支援をいただきました。


贈呈式での記念撮影

 また、プロジェクトの1つでは日本の外務省、在ブルガリア日本大使館にご協力いただき、スポーツ外交推進事業というものを活用させていただきました。

 スポーツ外交推進事業 とは2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向け、日本政府のスポーツを通じた国際貢献策「Sport for Tomorrow」の一環で、スポーツ分野における国際協力と国際交流の促進を図ることを目的として実施されているものです。今回は日本からの寄贈品をブルガリアへ提供する輸送面でのご支援をしていただきました。


贈呈式での記念撮影

 以前、「ブルガリア野球と日本のつながり」という記事でも触れましたが、今回のような支援が現地に与える影響は非常に大きく、野球の普及・振興、そして、日本とブルガリア両国の親善・交流という面でも大きな意味を持っています。

 例えば、ブルガリアでは練習や普及活動の際に、参加者全員にグローブやボールなどが行き渡らないことは珍しいことではありません。そのため、今回のような支援により、子ども達が実際に道具に触れる機会が増え、より価値のある体験を彼らに提供することが可能になります。

 また、日本からの支援ということを現地の人達(野球関係者に限らず、その家族や友人、また一般人も)が認知することで、日本という国に対する関心が高まるだけでなく、自然と親しみの気持ちが育まれます。

 昔から、支援をいただいた際には、贈呈式を行うようにしています。そして、その際には支援の意図等を可能な限り説明するように努め、参加者に、単純に物資を受け取るだけでなく、できるだけその背景にあるものを理解してもらえるようにしています。今回も子どものイベントに合わせて贈呈式を行いましたが、連盟関係者、子ども、またその保護者達から、たくさんの喜びや感謝の声が聞けました。


寄贈された用具を使用して行われた大会

 これまで、ブルガリア野球と日本とは長い時間をかけて、良い友好関係を築いてきました。今回の支援を契機に、ブルガリア野球関係者と共に、改めてそのつながりを認識し、そして感謝し、今後もこれまで以上にブルガリア野球の振興に努めて行きたいと考えています。

東欧ブルガリア -野球事情とその展望-
世界の野球
オーセンティックユニホーム選手着用モデル販売中
ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12

PARTNERS

DIAMOND PARTNERS

  • 日本通運
  • MUFG

OFFICIAL TITLE PARTNER

  • ラグザス株式会社

OFFICIAL PARTNERS

  • JTB
  • KONAMI
  • 興和株式会社
  • 花王 SUCCESS
  • JAPAN AIRLINES
  • コカ・コーラ

SUPPORTING PARTNERS

  • LAWSONticket
  • UNIQLO
  • mizuno