第27回BFAアジア選手権大会最終日。侍ジャパン社会人代表は、ここまで3勝1敗で並ぶチャイニーズ・タイペイと対戦。前日の韓国戦に続き、この日も試合は終盤に大きく動く。
日本は2回、二死から7番藤島琢哉(JR九州)が内野安打で出塁し、相手守備のエラーも絡めて二塁に進むも、後続が打ち取られこの回は無得点。3回にも、2番渡邉 貴美男(JX-ENEOS)が四球、3番原田拓実(日本生命)がセンター前ヒットで好機を作るも、ここもチャイニーズ・タイペイの先発・LU YEN CHINGに抑えられる。その後も、4回、5回ともに、ヒットで走者を出すが、あと一本が出ない。
それでも、日本の先発・山岡泰輔(東京ガス)は、4回まで散発3安打無失点の好投を続ける。
しかし、0対0で迎えた5回裏。一死から、チャイニーズ・タイペイに連打を浴び、さらに四球を与え、満塁のピンチを招く。ここで、2番手・田嶋大樹(JR東日本)にスイッチするも、三振を奪ったあとに、押し出し四球で1点を失った日本。
反撃をみせたい日本は7回。先頭の8番西川龍馬(王子)が四球を選ぶと、9番田中允信(JR九州)が犠打を決めて、一死二塁。続く1番多幡雄一(Honda)の打席で、ワイルドピッチの間に、西川は三塁へ進むと、ここで多幡が勝負強くレフトへのタイムリーを放って、1対1の同点に追いつく。
その裏、5回途中からマウンドに上がっていた酒居知史(大阪ガス)が、チャイニーズ・タイペイの4番打者にレフトへの本塁打を打たれ、勝ち越しの1点を許すと、8回には代わった片山純一(JR東日本)が、相手打線を抑えきれず、一死から3連打を浴び、満塁とされると、1番TSAO YU NINGにライト前への適時打を浴びて、ダメ押しの1点を追加される。9回、日本は三者凡退に倒れ、惜しくも3対1で敗戦。
今大会、6連覇という偉業をかけて挑んだ日本だったが、3勝2敗で3位に終わった。敗れた試合はいずれも紙一重の戦いばかり。今後、侍ジャパン社会人代表が国際大会にどのように挑んでいくのか、社会人野球全体の力が試される。
- 投手
- 11 山岡 泰輔(東京ガス) 選手紹介
- 14 田嶋 大樹(JR東日本) 選手紹介
- 15 近藤 均(王子) 選手紹介
- 16 近藤 大亮(パナソニック) 選手紹介
- 17 片山 純一(JR東日本) 選手紹介
- 18 酒居 知史(大阪ガス) 選手紹介
- 19 佐竹 功年(トヨタ自動車) 選手紹介
- 20 鮫島 優樹(三菱重工広島) 選手紹介
- 21 阿部 正大(TDK) 選手紹介
- 捕手
- 9 足立 祐一(パナソニック) 選手紹介
- 10 木下 拓哉(トヨタ自動車) 選手紹介
- 22 國本 剛志(三菱重工広島) 選手紹介
- 27 中野 滋樹(JR九州) 選手紹介
- 内野手
- 4 渡邉 貴美男(JX-ENEOS) 選手紹介
- 5 川嶋 克弥(Honda熊本) 選手紹介
- 6 多幡 雄一(Honda) 選手紹介
- 7 原田 拓実(日本生命) 選手紹介
- 8 川戸 洋平(Honda) 選手紹介
- 23 中山 悠輝(東京ガス) 選手紹介
- 25 西川 龍馬(王子) 選手紹介
- 外野手
- 1 藤島 琢哉(JR九州) 選手紹介
- 2 田中 允信(JR九州) 選手紹介
- 3 中村 毅(Honda鈴鹿) 選手紹介
- 26 林 稔幸(富士重工業) 選手紹介