この夏の都市対抗で大阪ガスの補強選手として著しい成長を見せたパナソニックの豪腕。真っ向から振り下ろす右オーバーハンドから最速151キロ、常時140キロ後半のストレートと140キロ中盤のカットボール、手元で鋭く落ちるフォークで強打者から次々と空振りを奪う。
浪速高時代では、エースとして最後の夏に5回戦進出。大阪商業大では1学年下の金子丈(中日ドラゴンズ)と切磋琢磨しながら、同期の強肩捕手・桂依央利(中日ドラゴンズ)とのバッテリーで4年秋には関西六大学リーグで5勝0敗・防御率1.18。関西地区代表予選を勝ち抜き出場した第44回明治神宮野球大会でも2回戦・近畿大工学部戦では9回11奪三振の快投で、チームを延長10回サヨナラ勝ちに導いた。
昨年入社したパナソニックでは1年目から主力に。第40回日本選手権2回戦のJFE西日本戦では、5回途中まで1失点。優勝したトヨタ自動車戦との準決勝では6回途中まで3失点も6三振。さらに今年は都市対抗出場を逃した悔しさを胸に、大阪ガスの補強選手として計3試合を投げ、11回3分の1を投げ僅か2失点の好投で、大阪ガス準優勝への大きな原動力に。その勢いのまま侍ジャパン社会人代表入りを果たした。
ストレートとほぼ変わらない球速帯でのカットボール・フォークは目の肥えた台湾の野球ファンにも驚きを与えるはず。自らの躍動の先にあるのはもちろん「大会6連覇」である。
- 投手
- 11 山岡 泰輔(東京ガス) 選手紹介
- 14 田嶋 大樹(JR東日本) 選手紹介
- 15 近藤 均(王子) 選手紹介
- 16 近藤 大亮(パナソニック) 選手紹介
- 17 片山 純一(JR東日本) 選手紹介
- 18 酒居 知史(大阪ガス) 選手紹介
- 19 佐竹 功年(トヨタ自動車) 選手紹介
- 20 鮫島 優樹(三菱重工広島) 選手紹介
- 21 阿部 正大(TDK) 選手紹介
- 捕手
- 9 足立 祐一(パナソニック) 選手紹介
- 10 木下 拓哉(トヨタ自動車) 選手紹介
- 22 國本 剛志(三菱重工広島) 選手紹介
- 27 中野 滋樹(JR九州) 選手紹介
- 内野手
- 4 渡邉 貴美男(JX-ENEOS) 選手紹介
- 5 川嶋 克弥(Honda熊本) 選手紹介
- 6 多幡 雄一(Honda) 選手紹介
- 7 原田 拓実(日本生命) 選手紹介
- 8 川戸 洋平(Honda) 選手紹介
- 23 中山 悠輝(東京ガス) 選手紹介
- 25 西川 龍馬(王子) 選手紹介
- 外野手
- 1 藤島 琢哉(JR九州) 選手紹介
- 2 田中 允信(JR九州) 選手紹介
- 3 中村 毅(Honda鈴鹿) 選手紹介
- 26 林 稔幸(富士重工業) 選手紹介