関西大卒3年目。今年の都市対抗で2試合連続完封と大ブレークを遂げ、王子（春日井市）の都市対抗4強入りに大きく貢献した不屈の右腕。地元の大阪府枚方市を離れ、福知山成美（京都）高で鍛えた高校時代は3年夏に甲子園出場を果たしたが、マウンドに上がったのは常葉菊川（静岡）戦での1回無失点のみ。関西大でも規定投球回に達したのは4年秋のラストシーズンのみだった。そのベースとなった「耐えて努力する能力」が王子入社3年目の今年、大きく花開いた。
毎年、し烈な争いが繰り広げられる都市対抗東海地区予選において、近藤は昨年の日本選手権王者・トヨタ自動車との第3代表決定戦完封勝利をはじめ3完投2完封。王子を2年ぶり14回目の本戦出場に導くと、東京ドームでも初戦・セガサミー戦で4安打完封。2回戦ではHonda相手に6安打完封。準決勝の日本生命戦では11回裏にサヨナラ負けを喫し、決勝進出はならなかったが、都市対抗3試合で28回3分の1を投げ自責点1と圧巻の成績で侍ジャパン社会人代表の栄誉を手にしている。
145キロ前後の速球、140キロ前後のカットボールをはじめキレのある変化球を内外角に投げ分ける完成度と、気迫を併せ持つ投球スタイルは、ストレートに強い諸外国のクリーンナップ相手にも十二分に威力を発揮するはず。愛読書の野球漫画「風光る」の主人公・野中ゆたかのように、近藤 均は177センチの身体いっぱいで「愛する野球」を体現する。
- 投手
- 11 山岡 泰輔（東京ガス） 選手紹介
- 14 田嶋 大樹（JR東日本） 選手紹介
- 15 近藤 均（王子） 選手紹介
- 16 近藤 大亮（パナソニック） 選手紹介
- 17 片山 純一（JR東日本） 選手紹介
- 18 酒居 知史（大阪ガス） 選手紹介
- 19 佐竹 功年（トヨタ自動車） 選手紹介
- 20 鮫島 優樹（三菱重工広島） 選手紹介
- 21 阿部 正大（TDK） 選手紹介
- 捕手
- 9 足立 祐一（パナソニック） 選手紹介
- 10 木下 拓哉（トヨタ自動車） 選手紹介
- 22 國本 剛志（三菱重工広島） 選手紹介
- 27 中野 滋樹（JR九州） 選手紹介
- 内野手
- 4 渡邉 貴美男（JX-ENEOS） 選手紹介
- 5 川嶋 克弥（Honda熊本） 選手紹介
- 6 多幡 雄一（Honda） 選手紹介
- 7 原田 拓実（日本生命） 選手紹介
- 8 川戸 洋平（Honda） 選手紹介
- 23 中山 悠輝（東京ガス） 選手紹介
- 25 西川 龍馬（王子） 選手紹介
- 外野手
- 1 藤島 琢哉（JR九州） 選手紹介
- 2 田中 允信（JR九州） 選手紹介
- 3 中村 毅（Honda鈴鹿） 選手紹介
- 26 林 稔幸（富士重工業） 選手紹介
