捕手転向は16歳の冬。それから7年を経て、社会人野球屈指のポジションまで成長を遂げた強肩強打捕手・木下拓哉(トヨタ自動車)。高知高では2年夏、3年夏に連続甲子園出場を果たした。とくに公文克彦(現巨人)とバッテリーを組んだ2009年・夏の甲子園では如水館相手に史上初の2試合連続雨天ノーゲームの末、初戦を突破。2回戦では庄司隼人(現広島)擁する常葉橘に敗れるも3打数2安打1打点と最後の夏にチームを引っ張る活躍を見せた。
法政大では2年時からリーグ戦に出場するようになると、3年秋にスタメンマスクの座を獲得し、チームのリーグ優勝に大きく貢献。このシーズン、ベストナインも獲得すると、明治神宮大会でも準優勝に輝いた。大学卒業後は、トヨタ自動車に入社した木下は、1年目から正捕手の座を奪い、第40回社会人野球日本選手権では、好リードに加え、2回戦の日本新薬戦の本塁打含め8番打者ながら5試合で16打数5安打、3打点とバッティングでも活躍を残す。3大会ぶり4回目の日本選手権優勝と同時に、大会優秀選手(捕手部門)も獲得した。
そして、今年の第86回都市対抗野球大会では、4番捕手として出場し、ベスト8入り。12打数6安打、打率5割をマークした木下。文句なしの侍ジャパン社会人代表入りとなっている。
木下にとって第27回BFAアジア選手権は「アジアNO.1」をチームとしても個人としても確固たるものとする舞台。捕球から送球までの素早さと正確性、そして迷いなきスイングは台湾の地でもさらなる輝きを放つ。
- 投手
- 11 山岡 泰輔(東京ガス) 選手紹介
- 14 田嶋 大樹(JR東日本) 選手紹介
- 15 近藤 均(王子) 選手紹介
- 16 近藤 大亮(パナソニック) 選手紹介
- 17 片山 純一(JR東日本) 選手紹介
- 18 酒居 知史(大阪ガス) 選手紹介
- 19 佐竹 功年(トヨタ自動車) 選手紹介
- 20 鮫島 優樹(三菱重工広島) 選手紹介
- 21 阿部 正大(TDK) 選手紹介
- 捕手
- 9 足立 祐一(パナソニック) 選手紹介
- 10 木下 拓哉(トヨタ自動車) 選手紹介
- 22 國本 剛志(三菱重工広島) 選手紹介
- 27 中野 滋樹(JR九州) 選手紹介
- 内野手
- 4 渡邉 貴美男(JX-ENEOS) 選手紹介
- 5 川嶋 克弥(Honda熊本) 選手紹介
- 6 多幡 雄一(Honda) 選手紹介
- 7 原田 拓実(日本生命) 選手紹介
- 8 川戸 洋平(Honda) 選手紹介
- 23 中山 悠輝(東京ガス) 選手紹介
- 25 西川 龍馬(王子) 選手紹介
- 外野手
- 1 藤島 琢哉(JR九州) 選手紹介
- 2 田中 允信(JR九州) 選手紹介
- 3 中村 毅(Honda鈴鹿) 選手紹介
- 26 林 稔幸(富士重工業) 選手紹介