瀬戸内(広島)高卒2年目。2013年の「第26回IBAF18Uワールドカップ」代表に始まり、「第1回 IBAF 21UワールドカップU-21」代表、そして今回の「第27回BFAアジア選手権」代表と3年連続3カテゴリーで侍ジャパン入り。その豊富な国際経験はチームの大きな原動力となっている。
そんな彼が一躍表舞台に現れたのは高校3年の夏である。広島大会決勝で田口麗斗(読売ジャイアンツ)擁する広島新庄相手に15回1安打無失点15奪三振で世間の話題を集めると、お互い譲らず迎えた2日後の再試合では一転、5安打6奪三振と頭脳的なピッチングを披露し8回裏に先制した1点を守り抜く完封。甲子園でも明徳義塾・岸潤一郎(拓殖大)との投手戦に1対2で惜敗するも、同じ腕振りからストレートとスライダーを駆使し9奪三振と大観衆に存在感を見せ付けた。
敵将・馬淵 史郎監督が「将来が楽しみ」と称え、試合映像を見たダルビッシュ有投手(MLBテキサス・レンジャーズ)も公式Twitter上で絶賛した投球が認められ、選出された「第26回 IBAF18Uワールドカップ」侍ジャパンU-18代表。ここでも快投は止まらず7回3分の2を投げ14奪三振。ベストナインに相当するオールスターチームの「救援部門」に選出され、高校年代右腕トップクラスの座を不動のものとしている。
そして瀬戸内高卒後、社会人野球の道へ進んだ山岡は東京ガス入社1年目から主戦格として都市対抗出場に貢献。昨年11月に開催された第1回 IBAF 21Uワールドカップに出場でも主に中継ぎとして4試合に登板し、3回3分の1を投げて1失点と好投。さらに今年は絶対的エースとしてチームを3年連続18度目の都市対抗出場に導き、初戦敗退に終わった本戦でも準優勝した大阪ガス(大阪市)の強力打線相手に7回3分の2を5安打7奪三振2失点と文句なしの実績で3年連続の侍ジャパンを勝ち取った。
過去二度の国際大会ではいずれも銀メダルに終わった悔しさを胸に、ここで目指すはチームとしても、個人としても「アジアナンバーワン」。大会中に20歳の誕生日を迎える171センチの「本格派」は相手打者の前で「伸びる」140キロ後半ストレート、「消える」縦スライダーのコンビネーションでアジアの強豪たちを討ち取りにいく。
- 投手
- 11 山岡 泰輔(東京ガス) 選手紹介
- 14 田嶋 大樹(JR東日本) 選手紹介
- 15 近藤 均(王子) 選手紹介
- 16 近藤 大亮(パナソニック) 選手紹介
- 17 片山 純一(JR東日本) 選手紹介
- 18 酒居 知史(大阪ガス) 選手紹介
- 19 佐竹 功年(トヨタ自動車) 選手紹介
- 20 鮫島 優樹(三菱重工広島) 選手紹介
- 21 阿部 正大(TDK) 選手紹介
- 捕手
- 9 足立 祐一(パナソニック) 選手紹介
- 10 木下 拓哉(トヨタ自動車) 選手紹介
- 22 國本 剛志(三菱重工広島) 選手紹介
- 27 中野 滋樹(JR九州) 選手紹介
- 内野手
- 4 渡邉 貴美男(JX-ENEOS) 選手紹介
- 5 川嶋 克弥(Honda熊本) 選手紹介
- 6 多幡 雄一(Honda) 選手紹介
- 7 原田 拓実(日本生命) 選手紹介
- 8 川戸 洋平(Honda) 選手紹介
- 23 中山 悠輝(東京ガス) 選手紹介
- 25 西川 龍馬(王子) 選手紹介
- 外野手
- 1 藤島 琢哉(JR九州) 選手紹介
- 2 田中 允信(JR九州) 選手紹介
- 3 中村 毅(Honda鈴鹿) 選手紹介
- 26 林 稔幸(富士重工業) 選手紹介