土浦日大高、立正大を経て、富士重工業へ。今季入社14年目を迎える社会人野球を代表するスラッガー。丸太のような腕を掲げた後、左足を高々と上げて、思い切り踏み込んで打ち返す打球の力強さ、飛距離、打球速度、どれをとっても35歳とは思えない若々しさに満ちている。
加えて国際経験も豊富。今回が実に5度目の代表入りだ。中でも印象的なシーンは2010年、中国・広州で開催された「第16回アジア競技会の台湾戦」。140キロ後半の速球を投げ込む速球派左腕・陽耀勲(元福岡ソフトバンクホークス)から同点3ランを放っている。日本が過去の大会で苦手にしてきた左腕速球派タイプから本塁打を打った実績は今大会でも強みとなるはずだ。
昨年の都市対抗野球大会では、準決勝のNTT東日本戦で本塁打を放つなど、5試合で19打数7安打、打率.368で準優勝に貢献。今年の都市対抗野球大会でも1回戦の日本通運戦で4打数2安打2打点の活躍。
さらに8月1日から8月3日までの選考合宿でも2日の東京ガス戦、3日のJFE東日本戦と2試合連続本塁打。うちJFE東日本戦の本塁打はライナー性でバックスクリーンに叩き込む驚愕の一発に安藤 強・侍ジャパン社会人代表監督も「頼もしい」と思わず微笑んだ。
林稔幸は台湾でも主砲の矜持を見せ付けるべく、180センチ93キロの身体を使って強く、激しくバットを振る。やることは1つ。6連覇へ向けて試合を決める一打を打ち続けるだけだ。
- 投手
- 11 山岡 泰輔(東京ガス) 選手紹介
- 14 田嶋 大樹(JR東日本) 選手紹介
- 15 近藤 均(王子) 選手紹介
- 16 近藤 大亮(パナソニック) 選手紹介
- 17 片山 純一(JR東日本) 選手紹介
- 18 酒居 知史(大阪ガス) 選手紹介
- 19 佐竹 功年(トヨタ自動車) 選手紹介
- 20 鮫島 優樹(三菱重工広島) 選手紹介
- 21 阿部 正大(TDK) 選手紹介
- 捕手
- 9 足立 祐一(パナソニック) 選手紹介
- 10 木下 拓哉(トヨタ自動車) 選手紹介
- 22 國本 剛志(三菱重工広島) 選手紹介
- 27 中野 滋樹(JR九州) 選手紹介
- 内野手
- 4 渡邉 貴美男(JX-ENEOS) 選手紹介
- 5 川嶋 克弥(Honda熊本) 選手紹介
- 6 多幡 雄一(Honda) 選手紹介
- 7 原田 拓実(日本生命) 選手紹介
- 8 川戸 洋平(Honda) 選手紹介
- 23 中山 悠輝(東京ガス) 選手紹介
- 25 西川 龍馬(王子) 選手紹介
- 外野手
- 1 藤島 琢哉(JR九州) 選手紹介
- 2 田中 允信(JR九州) 選手紹介
- 3 中村 毅(Honda鈴鹿) 選手紹介
- 26 林 稔幸(富士重工業) 選手紹介