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"世界の野球"ヒマラヤを北に望む国ネパールの野球「ネパールのソフトボール」

2018年10月26日

文・写真=NPO法人ネパール野球ラリグラスの会(小林 洋平)

 2020年、東京オリンピックで野球・ソフトボールが12年ぶりに五輪舞台に戻る。近年、ネパールでは野球だけではなく、ソフトボールにも力を入れている。昨年1月からは女子ソフトボールのコーチとしてJICA青年海外協力隊から三浦ひろみ氏(武庫川女子大ソフトボール部出身)が派遣されており、ソフトボールの技術指導や普及活動にあたっている。先月、私がネパールを訪れた際に彼女のネパールでの活動の様子を垣間見ることができた。そこで今回は、ネパールのソフトボールについて紹介する。

 ネパールでのソフトボールは普及の初期段階ということで、競技人口はまだまだ少なく、学校でソフトボールを紹介するなどして普及に努めている。今回、私が見たのはそうした活動の一環で、この日、三浦氏は首都カトマンズ市の中心部から東へ12km離れたところにあるバクタプル市で子どもたちに指導をしていた。参加していた子どもたちは8歳から18歳くらいとのことであった。ここで指導するのは今回が2回目ということで、実際のソフトボールではなく、プラスチック製の軟らかいボールを使って試合形式の練習を行いながら、ルールの定着を図っていた。三浦氏の的確な指導もあって、2回目の練習とは思えないほど子どもたちのルールの飲み込みが早く、「すごく楽しい!もっとやりたい!」とグラウンド中が笑顔で溢れていた。

 一方、まだまだ競技人口の少ない中で、中心となっているのが武装警察とネパール国軍の女子選手である。武装警察とネパール国軍には女子ソフトボールチームがあり、日常的に練習が行われていて、三浦氏もその指導にあたっている。男子の野球と同様、武装警察とネパール国軍は女子の訓練の一環としてソフトボールを取り入れている。

 また、技術指導の一環として、去る7月下旬には三浦氏の引率の下3名の女子選手が来日し、12日間に渡りソフトボールのトレーニングを行った。選手たちは日本滞在中に高校や実業団チームの練習に参加した他、甲子園球場でプロ野球を観戦したり、千葉県で開催されていたソフトボールの世界選手権を観戦したりするなど、ネパールではできない貴重な体験をした。

 三浦氏は言う「ソフトボールのチーム数はまだ少ないし、もっと女子選手を参加させたいです。環境を整えることができれば、より多くの選手が参加できると思います。日本へ行った選手たちも、自分たちがしっかりやれば、世界選手権のような大会に出られると感じています。そのためにも、ネパールのソフトボールの組織をより良いものにしていきたいです。」

 三浦氏の今後の活躍に期待するとともに、野球だけでなく、今後のネパールのソフトボールにも注目していただきたい。

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