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"世界の野球"ヒマラヤを北に望む国 ネパールの野球「目指せ!体験から広がる笑顔の輪」

2023年11月28日

文・写真=NPO法人日本アジア球友団ラリグラス(小林 洋平)

 11月24日と25日の2日間、ネパールではネパール野球ソフトボール協会との共催で「NBSA Laligurans Cup 2023」を開催する予定であったが、延期となった。この大会は、試合や大会の機会に恵まれない子どもたちにその機会を提供するとともに彼らの目標となること、また、ネパールの人たちがスポーツに親しむきっかけとなることを目指して2021年に始まった大会である。しかし、ネパールの政治的混乱から、開催予定日にはカトマンズでデモやストライキが行われ、選手の安全確保のためネパールオリンピック委員会からの勧めもあり、大会は約1週間の延期を余儀なくされた。これまでにも政治的混乱の影響を受けることは多々あり、ネパール野球の活動を進める上で難点のひとつとなっている。

 一方、同じ11月25日、大阪では「アジア野球交流会2023大阪」が開催された。この野球交流会は、在日外国人と日本の子どもたちが一緒に野球をすることで野球を通じた国際交流を図ることを目的に開催している取り組みである。講師は元ネパール代表チーム主将のイッソー・タパらが務めており、今回はネパール人やスリランカ人の参加者もいた。また、一緒に野球をするといっても対抗戦のような試合をするわけではなく、打つ、投げる、捕るといった野球の基本動作を体験する内容なので、誰でも参加可能となっている。そして、今回の野球交流会は前述のNBSA Laligurans Cup 2023との同時開催でネパールともインターネットで繋いで開催する予定であったが、それは叶わなかった。

 ネパールでも日本でも野球人口の拡大は大切であるが、そのためにはスポーツ人口の拡大が必要である。特に子どもたちに対しての取り組みは重要である。そういう観点からすると、野球を前面に打ち出した取り組みでは今後の発展が難しい。特に、もとより野球が盛んではないネパールにおいては、野球大会を開催しても、参加者は一部の野球選手のみになってしまうので、それ以上の広がりが無く、野球の試合だけでは意味が無いように感じている。そもそもネパールの学校では体育の授業が積極的に取り入れられているわけではなく、日本ほど盛んではない。私自身もかつてネパールに住んでいて体感した事だが、スポーツが広まらない背景にはそういった事もあると思われる。そこで、野球の要素を取り入れながらも、野球を知らない人でも気軽に参加でき、誰もから関心を持ってもらえ、みんなが笑顔になる取り組みを行うことも方策のひとつであると考えている。そして、そこから野球に繋げて行ければ私たちの望むところである。

 そういう経緯もあり、上述のアジア野球交流会2023大阪では、的当てゲーム(いわゆる「ストラックアウト」)やベースランニングの時間測定など、野球を知らなくてもできる内容を取り入れた。実際のところ、今回のアジア野球交流会2023大阪では、小さな子どもが楽しそうに的当てゲーム(スポンジ状の柔らかいボールを使用)に興じていたし、参加者からは「打つのが楽しい」といった声もあった。こうした事は今後の活動の方向性を検討する上でもひとつのヒントとなる。もちろん、これが最終形ではない。今回述べたNBSA Laligurans Cupもアジア野球交流会も目指すところは一緒であり、互いに連動している。様々な試行錯誤を繰り返し、うまくいっていない部分は磨きをかけながら形にすべく取り組んでいきたい。そして、ゆくゆくは、ネパールでも人が人を呼び自然に参加者の輪が広まっていくような形を目指している。

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